油断が故障を招く!?機械式時計を襲う意外な危険

良かれと思った手入れが裏目に…

機械式時計は大変デリケートな機械です。昨今は技術向上により堅牢性が増した感もありますが、油断していると簡単に故障をきたすことがあるため、十分気をつけて手入れを行う必要があります。その際、機械式時計がどのようなことで故障してしまうのかを正しく把握しておかなければなりません。自分勝手に良いと思う手入れを行い、逆に故障させてしまうということが多々あります。特に故障を招きやすい状況の具体例を紹介してみましょう。

外気の汚れを嫌って外出時はバッグにしまっておく?

機械式時計の汚れの原因は、汗以外では排気ガスなどを含んだ外気が主体です。そこで外出する際は、機械式時計をバッグにしまいこんでしまう人も多くいます。しかし、そのバッグの中にノートパソコンや携帯電話が入っていると、それらの機器に内蔵されている磁石が発する磁気が機械式時計に当たり、故障をきたす原因となってしまいます。防磁性が高いモデルでない限り、様々な物が入っているバッグに機械式時計を詰め込むのは、手入れの観点からも妥当とは呼べません。

コレクションボックスにしまう際の注意点

機械式時計を装用せずに保管する際、コレクションボックスに入れる人が大半です。しかし、その際にしっかりと汚れや汗を拭き取っておくよう心がけておきましょう。機械式時計のケースなどに用いられているステンレスは、空気に触れることで防錆性能を発揮する性質があります。コレクションケースに入れて外気に触れにくい状況となり、さらに汚れで完全に空気がシャットアウトされると簡単に錆びが発生してしまいます。大事にするつもりで保管したのに、再びケースを開けてみたら錆びがついていたとなったら、これほど悲しいことはありませんよね。

世の中に高級腕時計メーカーは数多くありますが、その中で最も多くの尊敬を集めているのがパテックフィリップです。その腕時計に捧げる情熱は、殉教者のそれに酷似すると言っても過言ではありません。